風邪気味だ。
最初は喉もうっすらと違和感があったので花粉のせいだと思っていたが、今日鼻詰まりだけになったので、おそらく風邪だろう。明日の写真撮影会に支障が出ないよう、今日は早めに寝る事にする。
明日は曇りの予報だが、生き物は沢山出てきてくれるだろうか?タテハチョウを軸に、飛翔写真や深度合成の使い方などをレクチャーする予定だが、居なければ大人しく、ニリンソウでも撮るしかないかもしれない。(ニリンソウが嫌いなのではない)先週の観察会では、メインターゲットだったエゾサンショウウオもお昼にもかかわらずしっかりと観られたし、終盤にアカガネオサムシと思われる幼虫が歩いてくれて、とても助かった。
写真は2023年の7月に撮影したキタオオルリオサムシのメス。
オオルリオサムシは石狩当別よりも上の個体群を亜種キタオオルリオサムシ(Acoptolabrus gehinii aereicollis)と呼ぶ。写真のキタオオルリオサムシは、豊富町のとある森で、ニホンザリガニの調査をしていたときにトコトコ歩っていたのだ。マダニと蚊がとにかく多い、とても涼しいところだった。

生きたオサムシを撮影するときは、とにかく動き回るので逃げないように注意を払う。
セリアなどで売られている、白くて半円のケースにいれて撮影するのがやりやすい。商品の詳細は差し控えるが、とにかく四隅がなく、オサムシが登れない深さのものだ。日差しが強いところだからと言って補助光を怠ると、影が強く出てしまうので、ストロボは必ず使用するようにしている。キタオオルリオサムシは赤銅色が強く出る個体が多く、この個体も真っ赤というほどではないが、赤みが強く出ていた。自然光に一手間加えるくらいが一番ナチュラルで、かつ美しい。EXIF情報を見た限りだとこの写真は、F13、SSは1/125。と言うことは、脚が止まる瞬間を狙っているのだろう。実は、この写真は奥側の足にピントがいっていない。白バック撮影なんて何度でもやり直せるのに、なぜ?今はそう思う。撮った当初は僕の基準自体が、曖昧だったのだろう。
正直、また機会が来たら、やり直したいところではある。