オオルリオサムシのお腹側(裏側)を撮らせてもらった。
ひっくり返っている状態で撮るのは意外と難しく、この写真のように足が左右対称にならない。
起きあがろうとしているオサムシを見ながら、このオサムシが静止するのはいつなのか考えてみたが、オサムシの持久力は本当に凄まじいので、なかなか静かになってくれない。
それどころか枝や枯れ葉などのとっかかりが無くとも、すぐに起き上がってしまう。小さい頃、僕はカブトムシやクワガタムシをプラケースの中に止まり木などを入れずに飼育したら、起き上がれなかったのか、逆さまのまま死なせてしまった経験がある。だから、オサムシの起き上がりの速さには大変感動した。
夏、アスファルトの上でも、稀にクワガタが力尽きていることがある。
あれはアスファルトにひっくり返ったままなかなか起き上がれず、お昼に気温が上昇し、暑くて死んでしまったのだと推測している。
クワガタよりも、オサムシは足が長い。
クワガタと違って、野生のオサムシはひっくり返ったまま死んでいるところを見たことがないから、自然界でオサムシが起き上がれずに死んでしまうなんてことは、ほぼないのかもしれない。
