昨日は撮影会だった。
タテハチョウについて話そうかと思っていたが、結局全く姿をあらわさず。
前日の雨も相まって、森は水が滴り、やっとエゾエンゴサクも開花。ただ、曇天ならではの生き物が顔を見せてくれた。

今回のフォトウォークで主役だったと言っても過言ではないのは、サッポロマイマイ。
生き物は最近もっぱら、Aさんからお借りしている50mm G.ZUIKO+2倍マクロテレコンで撮影している。

サッポロマイマイの学名は(Euhadra brandtii sapporo)で、関東に生息しているヒタチマイマイの亜種とされている。
僕は、埼玉に住んでいた時は「ミスジマイマイ(Euhadra peliomphala)」というカタツムリも探しに行ったほどのプチカタツムリマニア。サイゼリヤではいつもエスカルゴのオーブン焼きを食べる。えっ。おいしいよね。
ナンバンマイマイ科という大きな分類群は、日本に広く分布している。南の方からじわじわと勢力を拡大し、沢山の種に分化していったようだ。
初めて埼玉のミスジマイマイをみたとき、サッポロマイマイに模様が似ていた。「これは親戚じゃ?」と思ったら、やっぱり同じマイマイ属!
ちなみに北海道に生息するもう一つの種、エゾマイマイは、ナンバンマイマイ科エゾマイマイ属(Ezohelix)で、実は埼玉のミスジマイマイよりも離れているんだそう。
小さな頃は、よくばあちゃんちの庭に農害虫としてよく知られる「ウスカワマイマイ」と言う小さなカタツムリがいて、金魚鉢に入れて観察したものだ。樹上性のマイマイも、とっても大きいから飼育も面白いに違いないと思って、大学生になってから飼った事がある。人参やキャベツ、なんでも食べるし、北海道の森ならどこでもみることができる。